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せいいっぱいの悪口(堀静香)

1,870円

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今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より) --詩人・堀静香による、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。 【著者略歴】 1989年神奈川県生まれ。山口県在住。歌人集団「かばん」所属。中高非常勤講師のかたわらエッセイや短歌をものする。著書にZINE『せいいっぱいの悪口』(2019)、ほか晶文社スクラップブック「うちにはひとりのムーミンがいる」連載(2020~2022)。 ==== 百万年書房の新レーベル「暮らし」、第1弾。 《読者からの感想》 ●この人の視点の面白さと表現の素晴らしさたるや!エッセイ好きの方はぜひ読んでほしい! ●すごすぎて度肝を抜かれている。心に入ってきすぎるのでゆっくり読む。 ●あとちょっと突っつかれるとピャッと涙が飛び出しそうなことばかりが書いてある。 ●ポジティブに励まされるのが辛い時もある。そんな時に一緒に諦めて、落ち込んで、泣いてくれる本。私たちにできることは、日々幸せであれ、と自分や自分にとって大切な人を思い浮かべて願うだけ。 ●ひとつひとつのエピソードや文体から、内向的故の繊細さ、葛藤が滲み出ていて生々しい。 ●少し目の前のモヤモヤがスッキリする感じの本。少しスッキリしたから、またもう少し進めそうだなと思えるような、そんな感じ。 ●ぼんやりと読み始めたのだけれど、ぐいぐいと言葉に引きずりこまれ、気づいたら読み終わってた。生きることの虚しさや美しさが同時に押し寄せて、泣きながら笑うような、いろんな感情が入り混じる読後感。読み終えてぼうっとしている。素晴らしいエッセイ。 ●何気なく手に取って読み始めたら、かなり刺さるエッセイだった。目を背けたくなるような自分の中にぐるぐる渦巻いてるダークな部分を言い当てられた気がして、どこか居心地の悪さを感じながらも夢中で読んでしまった。 ●すごくよかった。面倒な気持ちを抱えてるのは私だけじゃないって思えて良かったです。また、この人はひとつの物事について深く考えられる人なんだなと思いました。文章もとても読みやすかったです。 ●日常の美しさをとらえる解像度の細かな視線と、笑ってしまうユーモアと、祈りと自己嫌悪の入り混じったような文章。「はみだしながら生きていく」の部分では泣きそうになった……。 ●共感せざるを得ないというか、救われつつこのままでいいと肯定をしてくれる本だった。「はみだしながら生きていく」と「オールドファッションと鶏皮」がとても好きだった。こんなにこの世のつらさをそのまま包み込んでくれる本があったんだ、となった。つらいときにぜひ読んでほしい。

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