『ガチガチの世界をゆるめる』
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『ガチガチの世界をゆるめる』

¥1,700 税込

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ゆるめるとは、新しいルールをつくること!! 老・若・男・女・健・障、すべての人が生きやすい世界を目指して--。 世界ゆるスポーツ協会代表理事が発見した、スポーツ、文化、働き方、社会、心のゆるめ方。 【激賞の声、各界から続々と!】 ●乙武洋匡さん 抱腹絶倒の「ゆるスポーツ」はこうして生まれたんだな。 窮屈な社会に、間違いなく必要な一冊!! ●小松成美さん(ノンフィクション作家) 全ての章に、息苦しい世界から逃れる愉快闊達な方法が読める。 私は澤田さんの本を枕元に置いている。毎夜ページを捲りながら「人間って、みんな普通で、みんな普通じゃないですよね」という澤田さんの声を耳の奥に聞いている。 ●柳澤大輔さん(面白法人カヤック代表取締役CEO) 帯の「ゆるめるとは、新しいルールをつくること」が深い。その意味はこの中に。 ●はあちゅうさん 「私、これ出来ます!」を武器にするのもいいけれど「これ、出来ません!」を武器にする生き方だっていい。「普通」と「普通じゃない」を同時に抱えながら生きていく我々が、「普通」という概念から解き放たれるためのヒントが、たくさん散りばめられています。私自身、妊娠前よりも生産性は落ちたかもしれませんが、妊活、妊娠、出産を経て、わかる痛みや自分ごとになった社会課題が増えました。 ●上村彰子さん(『モリッシー自伝』翻訳者) おいおい泣いてしまいました。自分もイギリスで透明人間化したときも思い出したし、澤田さんの息子さんが産まれたときの思いも正直でほんものだし、自分の中のマイノリティーも泣きました😭😭😭 強者と弱者の位置関係が変わるクーデターみたいな本だと思います! ●山本憲資さん(株式会社Sumally Founder & CEO) パーソナルで、熱く、でも冷静で、パブリックな視点に改めて胸を動かされました。 起業家、経営者のみなさんにオススメで、これからの社会がどうあるべきかについて示唆に富んでいます。ぜひ手にとってみてください。たとえばハンディキャップの人の作業の生産性をうまく高められれば雇用のハードルがもっと下がるのでは? とか、ハンディキャップに伴う障壁を外していくプロセスにはまだまだブレイクスルーを起こせる余地があるはずだ、と強く思わせられます。 彼の息子さんには視覚障害があり、息子さんが生まれてから生き方が変わり、それにともない働き方も大きく変わり、言わばそこで得た視点を仕事にまで展開し、この本にまとめているんだけど、「これからの社会がどうあるべきか?」というマクロ的な問題を、ある意味強制的にパーソナルな状況とシンクロさせて、自分と社会を突き動かしていっています。彼は著書内でそれを(ハンディキャップの人が生む)「波及性」と呼んでいますが、興味深い見方でした。社会全体で増幅していくべきエネルギーです。 クリエイティビティに富んだアイデアで、ハンディキャップが個性のひとつになるようなフラットな道を新たに切り拓き続けていくことに加え、その民主化のプロセスをサスティナブルに仕組み化し、スケールしていくことをも澤田くんには期待せざるを得ません。 応援しています。 【目次】 第1章 スポーツをゆるめる 第2章 ゆるスポーツが生まれるまで 第3章 そもそも「ゆるめる」とは何か 第4章 「ゆるライズ」してみよう 第5章 “YURU”は日本独自のスタイル 第6章 ニューマイノリティをさがそう 第7章 働くをゆるめる 第8章 みんな普通で、みんな普通じゃない 第9章 ガチガチな世界からの脱出法 第10章 標準をゆるめる 【著者略歴】 世界ゆるスポーツ協会代表理事/コピーライター。1981年生まれ。幼少期をパリ、シカゴ、ロンドンで過ごした後、17歳の時に帰国。2004年、広告代理店入社。映画「ダークナイト・ライジング」の『伝説が、壮絶に、終わる。』等のコピーを手掛ける。 2015年に誰もが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立。 これまで80以上の新しいスポーツを開発し、10万人以上が体験。海外からも注目を集めている。 また、一般社団法人 障害攻略課理事として、ひとりを起点に服を開発する「041 FASHION」、視覚障害者アテンドロボット「NIN_NIN」など、福祉領域におけるビジネスも多数プロデュースしている。 【はじめに】 「決まりですから」 「もう何年もこのやり方でやってきましたから」 頑なにガードをかためて、心をピクリとも動かさない人。いませんか? いますよね。ガチガチな人。そんな人たちが集まってできているのが、このガチガチ王国・日本です。 肩が凝ったときは、マッサージをしたり、ストレッチをしたり、対処療法はいくつかあります。 では、社会がガチガチに凝っているときはどうすればいいと思いますか? 実は、肩と同じで、何らかのツボを刺激して、血流を良くするのが有効です。ただし、身体に施す療法(手で揉んだり鍼を刺す方法)とはやり方がずいぶんと違います。ぼくは、そんな社会をマッサージするような仕事をしているのですが、その話はまた詳しく書いていきます。 あらためまして。はじめまして、澤田智洋と申します。 ぼくは普段、広告代理店で、コピーライターの仕事をしています。自分自身を凝り固めないためにも、広告のほかに、スポーツや福祉、音楽やマンガなど、ゆらゆらといろいろな仕事をいったりきたりしています。つかみどころのない働き方、とも言われますが、つかまれたら終わりだと思っているのです。 もともとぼくは、「昨日の自分の人生をコピペしない」をモットーに生きてきました。でも、数年前に起きた「ある個人的な出来事」をきっかけに、以前にも増してさまざまなことを手がけるようになり、今では人から「いったい何が本業なの?」「誰?」と聞かれる日々をすごしています。 たしかに、毎日いろんな現場に首を突っ込み、自分でも目まぐるしい人生だと思います。 ただ、自分の中ではやっていることの軸は一貫しているつもりなんですよね。 「この社会全体をもっとゆるめたい」 一言でまとめると、ぼくのやっていることはこれに尽きます。 本書では、そんなぼくのこれまでの歩みと、現在手がけていることを、ひとつずつ、ゆっくりと、みなさんにお話ししていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 で、さて。まずはじめに、現在ぼくの仕事で中心を占めているものは、「世界ゆるスポーツ協会」という団体の仕事です。すべてはここから始まりました。 ぼくはこの「世界ゆるスポーツ協会」の代表理事を務めているのですが、実は、世界で一番敬遠してきたものがスポーツなんですね。おかしいと思いませんか? ふつう、「好きなことを仕事にしよう」と言いますよね。わざわざ嫌いなことを仕事にする人は変なのでしょうか。 でも、そこにはもちろん理由があります。 人生は長いですよね。いつ病気や事故で終わるかわからないけれど、それでも平均寿命は延びています。そうすると、苦手を苦手なままにしておくのではなく、「苦手を、自分なりに好きになっていく生き方」こそが今大事だと思うのです。その方が、人生が後半戦にいくほど、どんどん楽しくなりそうな気配がします。 だからぼくは、不得意なスポーツを仕事にしています。 ただし誤解しないでください。何かが苦手だからといって、歯をくいしばってそれに合わせていく必要はまったくありません。あなたが変わる必要はないのです。そうではなく、社会の側を変えるのです。 すべての人には、その人に合った水があると思っています。もしあなたが今、自信がなかったり、自分ってダメだなと思っているのであれば、それは水が良くないのです。淡水魚が海水では生きられないのと同じように、もしかしたら、あなたに苦手なものがあるのは、水が合っていないだけかもしれません。だったら、水を変えましょう。もしくは、新しい水をつくりませんか? というのが、本書の提案です。そうすると、すべての人が水を得た魚になれます。 ただし、ぼくは「改革だ!」「ウォー!」みたいな社会運動ノリが、あまり好きではありません。スポーツが苦手だから「運動」が苦手なのかな、と今ふと思いました。 だから、ぼくが「世界をゆるめる」ときに大事にしているのは、眉間にシワを寄せるというより、ルンルン気分で口笛を吹きながら進めていくことです。忘れちゃいけないのはユーモア。ユーモアは英語で”humor”と書きます。これって、人間”human”とスペルが似ています。ぼくは高校生のときに、「スペルが近いということは、人間とユーモアは切っても切り離せないんだ!」と勝手な解釈をして、今に至ります。だから、世界をゆるめるためには、ユーモアは必需品です。と、この本は、ぼくがオリジナルで考えてきた思想や、かなり独特のアクションを紹介します。こういう人が日本にいて、日本をゆるめようと奮闘しているんだなと知っていただけるだけでも嬉しいですし、30年後、50年後の日本のためにも、一緒にゆるめてくれる仲間になってくれると、もっと嬉しいです。