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第三章 手にしたお金で、自分はどう生きたいのか?(なるべく働きたくない人のためのお金の話)

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文=大原扁理 そもそも、「お金について考える」とはどういうことでしょうか。 「お金」とひとくちに言っても、はじめは何をどう考えればいいのか、手がかりがなくてわからないんですよね。二〇一〇年一二月に国分寺市に引っ越した時点では、私もお金について具体的にどうすればいいのか、サッパリわかっていませんでした。  引っ越した当初、私はこれからの生活のヒントになればと、節約本や年収アップ本(笑)、引き寄せ系などのお金の本も読んでみたのですが……。それはそれで楽しいけれども、読んだところで、自分の中にある「お金」というものは漠然としたまま。  いま振り返ると、これは当然だと思います。  お金の本を読破したところで、「そもそも自分がどう生きていきたいのか?」ということをわかっていなければ、役に立てようがないですから。本ではなく、まずは自分と向き合うべきだったんですね。  自分がどうありたいかを考えることが、「お金」という漠然とした問題に、手がかりや方向性を与えてくれます。自分にとって何がハッピーなのかがわかっていれば、それを実現するためにどんなお金(もしくは消費・労働・貯金・保険etc)が必要なのかが見えてくるはず。  ですから、本章で書いたのは、私が隠居をスタートさせてから約二年をかけて、自分にとってのハッピーな生き方を明確にした、その後のことです。  お金を、それまでのように「ただ漠然と必要なもの」ではなく、「自分がハッピーに生きていくために必要なもの」と位置づけし直していく過程で、私が何を捨て、何を選び取ってきたか。  ここからは、「世間一般のお金」との付き合い方ではなく、あくまでも「自分がハッピーに生きていくために必要なお金」との付き合い方について、私が自分で考えて判断したことに焦点を絞って書いていきます。けれども、これは絶対的な正解でも、唯一の方法でもありません。  ただ、「自分がどう生きていきたいのか?」に合わせてお金を位置づけし直そうと思うなら、このプロセスは必ず経験することになります。そのひとつの例として、参考になることがあれば幸いです。

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